10月～3月が雨季で12月～１月は洪水もあります（私の住んでいるところは都心部なので被害無し）。暑くて30度くらい。涼しい日は肌寒いことも。この時期は近隣の美しい島々も閉鎖されて、遊びに行くことができません。
それ以外は乾季。５，６月がめちゃくちゃ暑いらしい。夕方から雷が鳴り、スコールが降ることもしばしば。
全般的に湿度が低く、日本人には過ごしやすいらしいが、北国育ちの私にはキツイ。

現在住んでいるのはマレー半島の東海岸、トレンガヌ州クアラトレンガヌ（一応州都；）です。クアラトレンガヌの人口は２０万人（たぶん）。

首都のクアラルンプール（KL)からは飛行機で５０分、長距離バスで約８時間。ちなみに成田－KL間は飛行機で7時間程度です。

マレー系の圧倒的多さ（９０％以上）によるイスラム色の強さ、ダイバーが泣いて喜ぶ近隣の美しい島々への中継地点、雨季の大洪水、ウミガメの産卵地、バティックという伝統的な布、他の州の人にはわからない強い方言で有名な州です。

マレー系がほとんどといわれていますが、州都であるクアラトレンガヌにはわずかな中華系がほとんど住んでいるので、小さくてちゃっちいけれど中華街もあるし、日常的に中華系の人と接することはとても多いです。インド系はちらほらと見かける程度です。

これまでいくつかの州を旅行してきましたが、州都の田舎っぷりはここが一番かも；；。だってだって、この州にはデパートというものがないんですー；トレンガヌ州だけなのかな？？？

現在は、自宅から一校に通うのみですが、２００６年６月までは、月の半分は遠くの町の学校に通っていました。その際、一週間ずつホームスティ、リゾート地生活をしました。
その様子はこちら→

屋台もたくさんありますが、わたしの場合は基本的には自炊です。仕事があるときは９時過ぎに食事の時間があるので、学校の食堂で食べます。マレーシアご飯は、おいしいけど、油っこい、辛い、野菜がほとんどないだし、マレーシア飲み物は甘いものしかないので、外食ばかりだと間違いなく病気になります。おいしい中華もあるけど、やっぱり油がね；；。日本食の素晴らしさをしみじみと感じる今日この頃。
スーパーでいつもおかずを買っていますが、野菜は腐っていたり、肉が10日以上前の日付だったり、海沿いの町なのに魚がすごい状態だったり・・・、現在新鮮なものを売っているお店を捜索中･･･。
調味料やお米などはＫＬに上がったときにまとめ買いをしています。日本よりも2倍近い値段がしますが、それでも買わずにはいられない・・・。日本食万歳です。そしてＫＬの日本食レストランや居酒屋も現地食の10倍しますが、行かずにはいられない・・・。日本食よありがとう・・・！

母国語はマレー語。英語も普通に通じると言われていますが、東海岸は断然マレー語強し！

で、いつも感心するのが、中華系。マレー語＋英語＋中国の母国語（海南語とか）＋マンダリン語（マレーシアの中華系の間での標準語）と、基本的には４つの言語が話せます。インド系も中華系と同じように、タミール語＋故郷の言葉も話せるとか。異民族同士ではマレー語で話し、同じ民族同士では、民族の標準語で話すことが一般的なようです。
ＫＬやペナン島では日常的に英語を使っている人がとても多いことにびっくりしました。

どの道、日本人がたった一つの外国語である英語を、学生時代勉強しているにも関わらず、ほんと～にしゃべれないということは、ここにいて常々感じることです。しかも「日本人は英語が話せない」ということはマレーシアでもかなり知られており、私もそれを裏付けています；。

マレー系、中華系という言葉を先ほど使いましたが、マレーシアは多民族国家です。半島マレーシアはもともと住んでいたマレー系６０％弱、中学校では華僑と習った中華系３０％弱、インド系１０％弱が住んでいると言われています。
ボルネオ島はそれとは全く違い、サバ・サラワク民族と言われるたくさんの種類の先住民族（イバン族など）が高い比率で住んでいます。
宗教はマレー系は１００％イスラム教、中華系は仏教が多く、クリスチャンもいるそうです。インド系はヒンズー教が一番多いですが、イスラム教徒も結構いるそうです。イスラム教徒と結婚すると配偶者も必ずイスラム教に入らなければならない決まりになっています（世界的にはどうも違うらしいのですが、こちらの人はそう断言）。
前述の通り、我が町はマレー系９０％以上なのでイスラム教徒は９０％以上ということになります。かなりこゆくて、情緒あふれる町であります。