一次選考無事合格!

 
とにかく健康診断が心配だったのに…。毎日の健康オタク食生活が功を奏したのかしら…♪夏休み初日の7月20日が二次選考の日。広尾のJICAで行われた。

 数日間に渡って二次選考が行われており、この日は小学校教諭の一部、養護、野球、テニス、自動車整備、日系社会青年ボランティアの日本語教師の受験者などがいた。控え室は大きいホールで、長机が同じ方向を向いてずらーっと並んでいた。100人以上はいたと思う。
 で、それぞれの場所が決まっていて、机の上には自分の技術面接とグループ面接の時間が書いてあった。隣の席の子と雑談しているうちに同じ教員特別制度で受験した同い年であることが発覚!すぐに仲良くなり、それぞれの時間が決まっている面接以外は行動を共にした。あれだけの時間一人で過ごすなんて、辛すぎる!!すっかり意気投合し、とっても楽しく、リラックスして過ごせた(残念ながら彼女は落ちてしまったのだけど;;)。中にはずーっと渋い顔して一人で過ごしている人もいたけど、「そんなんじゃ、異国では過ごせないわよー。こういうところで図々しく友達作れなきゃ!」なんて思った。面接は2人とも午後だったので、午前中に
スーツの採寸身分措置の聞き取り調査歯科検診内科検診を済ませた。歯科検診は、全部治療したのに、また歯医者に行けって;;親知らずも抜いたほうがイイと言わんばかりの雰囲気。でも歯医者さんはこの親知らずなら大丈夫って言ってたから大丈夫かな???


技術面接

 個人面接で、面接官は2人。熟年の養護専門の人(元養護学校の先生で今は校長先生だったような?)、若めのJICA職員と思われる。養護専門の人がメインで進めていた。私よりも隣に座っていた子が先で、帰ってきたときは自信喪失;;「『畑を一人で指導できるか?』とか『編み物できるか?』とかできないことばかり聞かれた;;これは落ちた!」と断言していたので、かなりびびって臨んだ(彼女が聞かれたことは私もできないことばかりだったから;;)。
 ところが、面接の部屋に入ったときから、雰囲気が妙にほのぼの。JICA職員に
希望国などを書いた紙を渡すと(一次が合格したときに改めて記入する紙が送られた)、「たくさん希望の国がありますね〜。どこでもイイってことですか?」と笑われた(マレーシア、ヨルダン、〈ベリーズ、パラグアイ〉って書いたと思う。前の二つが第一希望、後ろの二つが第二希望のつもり)。いえいえ、連日連夜ネットで国情報やら要請情報やら検索しまくった上でのベストセレクトよ!「いえ、要請内容など調べて厳選しました!」きっぱり答えるも、2人ともウケている
 さらに養護専門の人が
満面の笑み
「いや〜、随分いろんなことやってきたねぇ」と第一声。調書に書いた私の猛烈貪欲チャレンジライフがツボにはまったらしい。これはチャンス♪一次選考の反省を生かし、聞かれたことだけをさわやか誠実に答えることにした。まずは調書のチャレンジライフで気になったことを聞かれる。一つ一つがぶっ飛んでいることに感心される。そしてこの正月に協力隊でアフリカに行った知人を訪れたエピソードでさらに面接官メロメロ「以前、合格して訓練前に任国に下見に行っちゃった人がいるんだよ。それはやめてくれよー」と言われる。ん!?合格前提トーク!?
 その後、隣に座っていた子と同じように「楽器はできる?」、「得意なスポーツは?」など
痛いところを突かれ始める。しかし、すでに調子に乗りきっている私は意表を突いた図々しい返答(企業秘密にしておきます♪)すると追い風になり、「そうだね、小学校の免許を持っているから、何でも一通りはできるよね。」小学校免許と普通学級の経験は相当なプラスαになったっぽい(隣の彼女は二つとも無かったの;;)。
 で、最後にJICA職員が、
「自分でどこの要請に一番ふさわしいと思いますか?」と質問。ここまで自分の仕事キャリアを振りかざしたら、自分の仕事と同じところ言わなきゃまずいよなぁ;;ととっさに思い(ヨルダンとパラグアイは特殊教育センターって感じのところで、自分の仕事とはちょっと違うけど面白そうだったからセレクトしてみた)、「自分の専門性を考えると、ベリーズとマレーシアになると思いますが、行動的な自分のキャラクターを考えると、マレーシアがベストだと思います!」と言った。すると、専門の人が「そうだね、マレーシアは半分は巡回があるからいろんなところに動けるよね。」(そんなつもりじゃなく、遊ぶところがいっぱいあるし〜♪なんて心の中で思いつつ、さわやかな笑顔で頷く。)それで面接終了。
 最後にああいう風に希望国を聞かれるのは、わたしの知る限りでは前代未聞ではないかと思う(いろんな隊員のHPを見まくったけど)。
これは受かるぞ!と確信。亀の甲より年の功だわ。猛烈貪欲チャレンジライフが功を奏した♪  
                                                      

グループ面接

 
熟年の面接官3人受験者(ソーシャルワーカーと養護)計6〜7人くらい一人一分志望動機をスピーチし、その後社会問題について書かれた紙を一人ずつ渡される。何分か与えられ(3分か5分だったような)、その問題について自分の意見を整理し、一分ずつスピーチ。全員が終わったらフリーディスカッション面接官は見ているだけ。この流れも社会問題の内容もグループによって違うらしい。
 技術面接を経て天狗状態だった私は、淡々と無難に進んでいる雰囲気が耐えられず、
ウケを狙うことに走った。一部の受験者はウケてその話題を引っ張ってくれたが、一部の受験者は話を変えようとしていた(笑;) 面接官の表情は変わらないので反応が読めず、終わった途端に凹んだ。あー、落ちるとしたらこれだ;;と思った。技術面接調子良かったんだから、無難に行くのが賢明だった;; そして合格発表まで気が気でない毎日を再び過ごすことになったのであった;;
                                                        
 どうしていつも、自分で後味悪くしてしまうのかしら;;;



                                     
二次選考